日本が20年間もGrandprizeを取れなかった理由は、Grandprizeをとるために、活動していた人がほぼいなかったからです。 しっかりと運営側にまで入り込んで仕組みを理解し、世界トップの標準レベルで活動した結果、ちゃんと取れるようになりました。以上です。
 さすがに、これだけだと何もわからないので、どのような考えが重要であったか、個人的経験を踏まえて、紹介します。
 日本では、Grand Prizeをとることを目標にしていないチームが大半であることも知っています。 それでも、私はGrand Prizeを目指す過程で培われる視野の広がりは、大きな価値があると考えています。 目標を高く持つことで得られる経験は、単なる賞の受賞を遥かに超えた意義を持ちます。
 本記事が、そのような選択肢を最初から捨てることなく、知った上で判断するための良い材料になることを願います。

なぜ日本は20年間もGrand Prizeを取れなかったのか

iGEM High school section (高校生年代) には、大学生チームも実力で凌駕する圧倒的な集団が存在します。 それは、Boxiang Wang さん 率いる LINKS-Chinaです。彼ら(母体チームも含む)は、高校生年代で圧倒的な実力を示し、iGEM 2018、 IGEM 2019、iGEM2021大会で優勝を果たしています。
 本記事では、彼らのここ数年のメインプロジェクトを振り返りたいと思います。

iGEM 高校生年代で最強を誇る LINKS-Chinaとは (2018, 19, 21優勝)

iGEM・合成生物学 Advent Calendar のまとめです。これまで、2019、2020、2022とやってきました。記事の移行などの状況もまとめています。 ※本記事は、情報を更新する可能性があります。

iGEM 合成生物学 Advent Calendar まとめ

歴代iGEMerのインタビューのまとめです。 ※大変申し訳ございませんが、本記事では敬称略とさせていただいております。 ※本記事は、情報を更新する可能性があります。

iGEMer Interview まとめ

 本記事では、iGEM Competition における評価の絶対の基準となる、iGEM Jugding Handbook 2023 についての要点について紹介する。 

iGEM Jugding Handbook 2023 要点

日本で最初の学校に依存しないiGEMチームの立ち上げを目指した備忘録

iGEM 2022 Competition は、全世界から、5000人以上 ( 300チーム以上 ) が参加し、大きな盛り上がりを見せました。 また、iGEMは19年間続いてきており、同窓生たちの各方面での活躍をみることも少なくありません。 iGEMは、合成生物学 ( Synthtic Biology ) 業界の中で、最も大きな影響力を持つものになっていることは、疑いの余地がありません。
 COVID-19のため、オンライン開催であった2年の間に、多くの新規プロジェクトが開始され、Jamboreeで、それらの全貌を見ることができました。 Jamboreeが、初めてボストンを離れ、パリで行われることに象徴されるように、これから新しいiGEMが創られていくように感じます。
 本記事では、そんなiGEMについての現状と、次に向かう目標について、紹介したいと思います。
 また本記事は、[iGEM･Synthetic biology(合成生物学)･Japan Advent Calendar 2022の2日目](https://adventar.org/calendars/7510)の投稿になります。

iGEMの現状と次なる目標 (2022年)

本記事では、iGEM Ambassadorから見た、iGEMについて紹介します。 [アドベントカレンダー iGEM・Synthetic biology 2020](https://adventar.org/calendars/5333)の一記事です。 ※本記事は、iGEMerにより、2020年年末に書かれた記事をアーカイブしたものになります。

iGEM Ambassadorから見たiGEM2020

まず始めに、iGEMは無料で参加できる大会ではない。NPO法人が開催している大会にはなるが、本当にNPOか疑いたくなるレベルで参加費用は高い。
 ''' The International Genetically Engineered Machine (iGEM) Foundation is an independent, non-profit organization dedicated to the advancement of synthetic biology, education and competition, and the development of an open community and collaboration. '''
 それはさておき、今回はiGEMでかかる参加費用が高いかどうかを金額的な話ではなく、受けられるサービスと天秤にかけて検討してみたい。 そこからiGEMでかかるお金は高いかどうか独自に論じてみようと思う。
 ※本記事は、iGEMerにより、2019年年末に書かれた記事をアーカイブしたものになります。

iGEMのチーム登録費用は高いか

本記事では、iGEMの基礎知識について、まとめています。
 ※本記事は、iGEMerにより、2019年年末に書かれた記事をアーカイブしたものになります。

iGEMについての基礎知識編 [2019]

iGEMというとサークルの名前だと考えている人が極めて多いが、iGEMはコンペティションの名前である。「iGEM 〇〇」は各大学に存在するiGEM参加チームの名前であり、あくまで「iGEM」は大会の名前である。
 そして、コンペティションであるということは競争なのである。学会とは違い、iGEMでは審査がある。言葉を選ばずに言えば、研究の良し悪しを決める。 ジャッジは企業研究者や大学の教員が務め、各チームは大会本部が決めた基準を満たしているかどうかを判定される。研究テーマに良い、悪いはないが、iGEMでは順序がつけられる。
 ※本記事は、iGEMerにより、2019年年末に書かれた記事をアーカイブしたものになります。

iGEMのCriteriaについて [2019]

iGEM 2020は、11月14日 ~ 11月22日に、COVID-19の影響で、初のオンラインで行われました。 大会には、世界各国から約250チームが参加し、各チームの研究成果を全体に発表しました。
 日本からは、Botchan_Lab_Tokyo、KAIT_JAPAN、Qdai、Wasedaの合計4チームが参加しました。 (iGEM 2020について知りたい方は、[iGEM 2020 の基本情報](https://yomogy.com/igem/igem2020-basic-information) をご確認ください。)
 彼らのiGEMでの活動について、多くのメディアが取り上げてきました。 それらのメディアの報告について、まとめたいと思います。

YOMOGY